吹奏楽をたのしむみなさん!突然ですが「ICレコーダー(録音機)」って持ってますか?
持ってないという人、すぐに手に入れたほうがいいです!
と思ってる人、ICレコーダー持つことにはお金には代えられないメリットがあるのです!
ということで、今回は、吹奏楽部員がICレコーダーを持つメリットを解説していきます!
ポイントは2つ!
「記録性」と「客観性」です!
もくじ
自分の演奏を客観的に聴ける
楽器の演奏を上達させるためには、自分の出している音がどんな音なのか把握することはとても大事です。
と言われてしまいそうですが、実はこれ、非常に難しいことなのです(特に管楽器の場合)。
演奏中は自分を見失いがち
音楽には、人を興奮させたり、悲しい気持ちにさせたりと、感情を変化させる力があります。
この力のせいで、奏者自身が演奏に感情移入しすぎてしまって、自分を見失ってしまうことがよくあります。
これは、演奏自体のスキルはある程度あるが、感情のコントロールがうまくない、中級者に多く見られます。
そこで、ICレコーダーで演奏を録音して、後から冷静に聞き返すと、演奏中に気づけなかった問題点を見つけることができます。
奏者が聞く音と、観客が聞く音は物理的に違う(管楽器は特に!)
管楽器は演奏する時に、口にマウスピースや歌口をつけて演奏します。
そのため、楽器から出る音は、頭蓋骨と共鳴して、その共鳴は演奏者の耳に届きます。
つまり、観客は、「楽器から出る音」だけを聞くのに対して、奏者は「楽器から出る音」+「頭蓋骨の共鳴」の両方を聞くことになります。
これにより、観客の聞く音と奏者の聞く音にギャップが生まれてしまい、「自分はうまく吹けたと思っても周りからの評判が良くない」ということが起きてしまいます。
これを防ぐために、自分の演奏を録音して聞き返し、客観的な視点を持つことが大事になります。
過去の演奏を振り返れる
毎日毎日練習して、演奏を聞いていると、自分が1ヶ月前、半年前、1年前からどのくらい上達したのかわからなくなってしまいます。
そんな時に、過去の自分の録音があれば、振り返って自分の上達した点や変化した点を知ることができます。
上達を実感するというのは、練習のモチベーションを上げる上でとても大切です。
よし、もっと練習しよう!
ってなりますよね!
気持ちよく練習するために、録音はとても大事だと思います。
おすすめのICレコーダー
ZOOM H1n
音楽用ICレコーダーとしては、一番コストパフォーマンスが良いのがこの「ZOOM H1n」です!
このICレコーダーのいいところ
- CDより高音質で録音可(24bit/96kHz)
- ステレオで奥行き感のある録音
- 録音の上にさらに音を重ねることができる(オーバーダビング)
伴奏とメロディーを別々に重ねる事もできる! - オーディオ編集ソフトがつく(Cubase,WaveLab)
- iPhoneなどにも接続できる
楽団に一つ、パートに一つ、一人一つ…という感じで普及したら、さらに日本の吹奏楽のレベルは上がっていくと思います…
ぜひICレコーダーが吹奏楽の当たり前になってほしいですねー
ちなみに僕は、この一世代前の「ZOOM H1」を持っています。これを改良したのが「ZOOM H1n」というわけです。かなりきれいに録音できて感動しますよ!
アクセサリーパックもあります
専用ケース、ミニ三脚、ウインドスクリーンなどが一緒になったアクセサリーパックもあります。
ZOOM Q4n
お財布に余裕がある場合は、カメラ付きのレコーダー、ZOOM Q4nはどうでしょうか?
映像がつくことで、姿勢・アンブシュアの形・運指の癖など確認でき、ただの録音機よりも何十倍も効果的に練習できるとおもいます!
また音声も当然高音質で録れますし、マイクの向きを変えることで指向性*の調節もできます。
とてもおすすめです!
指向性とは、「どの方向からの音を集音しやすいかという特性」のことです。
マイクの特性によって、正面からの音を拾いやすかったり、全方向まんべんなく拾えたりと差があります。
ZOOM Q4nの場合はマイクを設定することで指向性を変化させられます。
20190427 No.26